『
成長と革新の企業経営 社長が語る学生へのメッセージ 』
[書誌事項]
件名 オービックビジネスコンサルタント,サンヨー食品,アドバネクス
編者 立教大学経済学部産学連携教育推進委員会,立教経済人クラブ産学連携委員会
著者 和田成史,井田純一郎,加藤 雄一
発行 日本経営史研究所
発売 丸善出版事業部
発行年月 2004年12月
形態 201p ; 20cm(四六判)
入手条件 本体1,800円+税
ISBN 4-931192-11-4
[主要目次]
株式会社オービックビジネスコンサルタント(和田成史)
・グローバルな流れのなかのOBC
・情報化社会とビジネスのあり方
・変化する企業と経営者像
サンヨー食品株式会社(井田 純一郎)
・企業家に求められる時代を見る目
・中国市場におけるM&A戦略
・愛され続けるブランドを目指して
株式会社アドバネクス(加藤 雄一)
・加藤スプリングからアドバネクスへ
・アドバネクスの戦略
・オプションマネジメント
「はじめに」より
和田成史氏は,立教大学経済学部を1975(昭和50)年に卒業し,1980年に株式会社オービックビジネスコンサルタントを設立し た,文字どおりの起業家であります。同社は,ビジネスソフトウエアの開発・販売,通信ネットワークの開発,企業コンサルタント業務,サプライ事業などを主 要な事業内容としており,この分野では日本のトップ企業に成長しました。独特のテレビコマーシャルで知られる,会計ソフトの「勘定奉行」は同社のヒット商 品であります。和田氏は,在学中に公認会計士の試験に合格しながら,公認会計士を職業とせずに実業家の道を歩んだのでありますが,1つの会社が誕生してく る経緯には非常に興味深いものがあります。
井田純一郎氏は,立教大学社会学部を1985年に卒業し,富士銀行に勤めたのち,1992年にお父さまの経営するサンヨー食品に入社 し,98年にまだ30歳代という若さで代表取締役社長に就任しました。サンヨー食品は,「サッポロ一番」ブランドの即席めんを製造・販売する会社でありま すが,その前身は井田氏の祖父が1953年に設立した富士製麺株式会社という乾麺を製造する会社でありました。富士製麺の前は泉屋酒店でありますが,地方 の酒屋さんがサンヨー食品という世界的な企業に成長していったのです。井田氏は三代目の社長でありますが,中国市場への進出で大きな成果を残し,同社を世 界に飛躍させました。
加藤雄一氏は,1972年に立教大学経済学部を卒業したのち,やはりお父さまの経営する株式会社加藤スプリング製作所(2001年に アドバネクスと社名変更)に入社し,ただちに海外派遣社員第1号として米国現地法人に赴任しました。1975年に帰国すると,主として貿易業務を担当 し,1987年に代表取締役社長に就任しました。同社の事業内容は,精密ばね・精密組立て部品などの製造でありますが,携帯電話のばねではかなりのシェア を獲得しております。加藤氏は,父から受け継いだ会社を,独自の経営手法で世界的な企業に発展させ,2004年には東京証券取引所市場第1部に株式を上場 しました。
このように,3人の社長としての経歴はきわめて個性的で,その「成長と革新の経営」は,受講した学生に多くの感動を与えました。3人の社長は,企業経営とはどのようなもので,社長は何をしていかなければならないのかを学生に熱く語ってくれました。
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